2024.06.19
今年の梅雨~北海道にも梅雨ってあるの?~
みなさまこんにちは。
梅雨入りが遅いと言った話題が聞こえてきていますが、調べてみると今年2024年は全国的にもかなり遅い模様です。
最初の梅雨入りニュースは1ヵ月ほど前の話になりますが、全国で最も早く梅雨が来る沖縄地方で平年より10日ほど遅い5月21日頃に梅雨入りし、九州地方南部では平年より9日遅い6月8日頃、九州地方北部では13日ほど遅く、つい先日の6月17日頃に梅雨入りしたようですね。
また、今週末にかけては梅雨前線が北上し、中国から近畿・東海・関東甲信・北陸地方までが梅雨入りする可能性があるとの事ですが、1951年から2023年までの統計では関東甲信の最も遅い梅雨入りは2007年と1967年に記録した6月22日頃のため、今年は記録的に遅い梅雨入りとなりそうです。
今年の梅雨はメリハリ型と言われており、降る時は非常に強い雨が降り、梅雨の晴れ間には真夏日や猛暑日が続出するなど注意が必要とのこと。日常生活やご旅行の際にも体調管理にはお気をつけください。
さて、ここまで全国の梅雨の話題に触れてきましたが、じつはここ北海道にはいわゆる梅雨がないと言われており、それには梅雨前線の発生するメカニズムが関係しています。
気象庁のホームページにもありますが、梅雨は梅雨前線によって起こり、梅雨前線は北のオホーツク海高気圧と南の太平洋高気圧の間に発生します。
オホーツク海高気圧からは冷たい風が吹いてきて、太平洋高気圧からは暖かくて湿った風が吹き、この2つの風がぶつかり合ったところに梅雨前線ができて、上昇気流が起こって雲が発生、雨をたくさん降らせるという仕組みです。
梅雨前線は、2つの高気圧の勢力によって北に移動したり南に移動したりしますが、北海道まではあまり移動しません。たまに北海道付近まで近づくことがあり、梅雨のように雨が続く状態のことを『蝦夷梅雨』と呼びます。
近年はこの蝦夷梅雨の状態を感じることもありますが、比較的過ごしやすい気温と湿度のここ北海道小樽市へ、ぜひお越しください。
オルゴール堂本館1F中央のメインディスプレイは初夏をイメージしたバージョンで展開中です。こちらはフォトスポットとしても人気の空間で、ディスプレイ全体を旅の記念として写真に残していただくのはもちろん、ご自身や旅の仲間とともに撮影して、思い出として持ち帰り、後日にまた振り返ってもらえるとうれしいです。
こちらのディスプレイは、もう少しすると夏バージョンへリニューアルを予定していますので、そちらも楽しみにしていただきたいと思います。
みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。