2023.04.12
このオルゴール、知っていますか?
みなさまこんにちは!
すっかりあたたかくなってきましたね♪
閉店時間の18時になっても外が明るくて、やっと長い冬が終わったんだな……!と実感している今日この頃です。
さて、突然ですがみなさま、このページ上部の写真に写っているものが何か、おわかりでしょうか?
「置き物?不思議な形……」と思う方もいれば、「懐かしい!あったあった!」と思う方もいるでしょう。
こちらは『受話器置きオルゴール』です。
まだ保留機能のない黒電話が主流だった頃に活躍しました。
通話中保留したいときに、受話器をコの字型の金具の上に置きます。
すると、真ん中についているストッパーが押され、オルゴールが鳴り出すという仕組みです。
このオルゴールはわたしの母の私物で、約50年ほど前にプレゼントでいただいた品だそうです。
幸い、オルゴールは現在もしっかりと鳴ります!
バイオリンを持つ女の子の人形は、音色にあわせて左右にくるくる動きます。
多少の傷はあれど、半世紀前のものとは思えないほどとても状態が良く、大切に使われていたことが伝わってきて、嬉しく思いました。
母がオルゴールの音色を聴いて、当時の様子を思い出し語ってくれました。
オルゴールには、思い出やそのときの想いが宿る不思議な魅力があるなぁと、あらためて気付かされる出来事となりました。
今後も大切に受け継いでいきたいと思います。
また、わたしたちが送り出したオルゴールが、誰かにとって何年も何十年も愛されるものとなりますように、これからも心を込めてお届けしてまいります。
当時はこういったオルゴールが流行り、さまざまなデザインのものが販売されていたそうです。
もしかしたら、あなたのお家でも眠っているかも……?